Translate

2013年4月19日金曜日

シャガの咲く頃






















“シャガ”という花。
日本の全国各地で見られるお花。。。。と最近知りました。

日陰を好む植物で、初夏になると咲き始めます。

この花を見て思い出すことは、、、、。

私がまだ幼稚園ぐらい。もっと前だったかな?
もう何十年も昔の話。
2つ上の姉と庭で遊んでいることのお話。

当時住んでいた家は、代々商売をやっていて自宅兼店舗。敷地は細長いうなぎの寝床のような形をしていました。

建物の裏に庭があって、その庭も細長い形。
裏口までの細長い道の両側に庭があるような感じでした。
庭には祖母が育てた盆栽やら、樹木やら、今考えると本当にたくさんの植物が植えられていて、その中に“シャガ”も咲いていました。

いも虫 と バッタ



















シャガが咲く今の時期は、子供にとって、外に出て遊ぶ絶好の時期。

私達姉妹も庭で遊びまくっています。

たぶん姉妹2人で定番の「おママゴト」をしていたのだと思います。
水を運ぶことの出来る容器を姉が探し始めました。
庭にはガラクタ置き場のような、使わなくなったモノをおいて置く場所があり、姉はそのあたりから瓶を見つけ出しました。


瓶には何やら「液体」が入っていました。その液体は邪魔だったので庭の植物に向けてビッシャーッ!!と投げた瞬間!!

「ジュッ」と音をたてて煙けむりが上がったのです(><)。

びっくりして2人で顔を見合わせたか、そうじゃなかったか、、、、。
忘れてしまいましたが、、、、。
あまりの衝撃でその瞬間しか覚えていません。

いま考えると、、、、。
その液体は貴金属加工をするときに使う液体だったのかと。。。。

私のご先祖さまのお祖父さん達も、貴金属を加工する職人さんでしたから、、、、。
その液体は案外身近にあったのです。
当時は、お弟子さんも何人もいたと聞いたことがあります。
きっとご先祖様達が60年以上も前に使っていたものでは?と考えられます。

幼い子供だったから、字が読めなかったのだろうと思いますが、たぶん蓋には「危険」とか何らかの文字が入っていただろうと思います。もしくは、古い瓶で、消えたか、ラベルが剥がれてしまっていたのかも。。。

そんなモノが家の中にあると、逆に危ないし。。。。子供の手の届かない場所に保管してあったのか、古すぎて忘れ去られた過去の産物だったのかなぁ~
今となってはもう誰もわかりません。

そんなモノを、、、。
子供は瓶欲しさに探し当ててしまったのでした。。。

今ではありえない話です。
本当に何事も無くてよかった~
今考えてもゾッとする話。

シャガの咲く季節。庭に出ると思い出す話。