oro di oco作品は「gold」が中心なので、最近はもっぱら「金」を扱う機会が多いです。
以前は仕事でプラチナばかり使っていたのですが、oro di oco作品を作るようになってからは、たまーに使用するぐらい。
今日は久しぶりにプラチナを使う事になり、プラチナの端切れを「熔かし固める」作業をすることにしました。
Pt900【プラチナ900】は1000分率で、目方の900‰がプラチナ。残りの100‰がパラジウム(他の金属の場合もあります)。
融点は1755℃。
融点が高く、熔ける温度まで上がると(あえて例えるなら)「太陽のように、まぶしく輝きます(因みに太陽の表面温度は6000度なのでプラチナの方が大分低いですが。。。)」。
という訳で直接見ながら熔かすことは出来ないので、専用のメガネをかけて熔かす作業をします。
プラチナを溶かすときに、いつもドキドキするのですが、、、、。
プラチナを熔かしている最中に、運悪く空気が入り込むと、パンッ!と大きな音をたてて破裂します。プラチナは高温で液体化して飛び散るので、大変危険。
熔かす時は、毎回引け腰です。。。。格好悪い情けない姿で、、、、ビビリです。
そして、飛び散ったプラチナは何処へやら~。全部は飛び散らないにしても、確実に減るので、ダブルでショックです。
今回は上手く行きました(^^)。
幸いなことに、未だに火傷や怪我をしたことはないのですが、、、。
毎回緊張する気の引き締まる作業です。
荒熱がとれると、「ツルリ」とした美しい塊りになります。
特に自分で熔かさず業者さんにお願いすれば熔かし固めてくれるのですが、、、、。
時間の関係で今回は自分でやってしまいました~。
怖いけど、、、この作業嫌いじゃないんです。