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2014年10月31日金曜日

圧力鍋の話

小さい頃から以外とお料理が好きで、、、。
と言うか、単に食意地が張っていただけですが、美味しいものには貪欲なところがあります。

そんな私が、一番最初に圧力鍋を知ったのは、高校生の時だったかな?
短時間で硬いお肉も柔らかく美味しくなってしまう“魔法の鍋”。

当時は、光熱費とかは全く気にしたことがありませんでしたが、私にとっては大変魅力的 “鍋” でした。

お小遣いを貯めてまで買った初めての調理器具だったと思います。

これで硬いお肉も、美味しくヘンシーン!
高校生の私の心はルンルンだったことでしょう。

あまり覚えていませんが、その鍋を買って、そのまま自宅には持ち帰らずに、当時両親が経営していた自宅から少し離れたお店に置いて来たのです。

というのも、母が、圧力鍋は「危険な道具」と認知していて、買った圧力鍋を見るなり、こんな危ない鍋を買って来て!!!と言って、家に持ち帰らせてくれなかったのです。
当時、圧力鍋に事故が結構起こっていたからでしょうか。。。。?

結局その圧力鍋は、両親が店をたたむ時に、荷物の整理をしていて見たのが最後。

今でもはっきり覚えています。

梱包された箱は雨漏りの受けになっていたようで、ボロボロになって、一度も箱から出されずに生涯を閉じたのでした。。。。

そのときの虚しさは何とも言い難いものがありました。。。。。

そんな事がだいぶショックだったのか、、、?
それから、圧力鍋は買えずにいました。。。

そして年月が経ち。
社会人になって、もうそろそろ、親に迷惑をかけない年頃になった時に、圧力鍋の想いが断ち切れずに、ついに買ったのでした(^^)。

その時は、もう自分で生活するようになっていたので、光熱費とか、時間短縮とかも考えてです。

そして圧力鍋生活、十数年!!
今では圧力鍋を3個も持っているまでに~。

圧力鍋を使うと短時間で調理が出来るので大活躍です。

でも、
こんなに圧力鍋を使っているのにどうしても納得いかない事があるんです。。。

何回やっても牛肉、豚肉がパサパサに炊けてしまうことです。(鶏肉は以外と気にならない!)
理想は、レストランのトロトロ、ジューシーネットリなお肉!なのですが、、、

肉の仕上がりがパサパサになるのは、お肉がモモ肉で脂が少ないから?と思い時には、脂多めの部位を使ってみたり。。。いろいろ試した見ました。

でも解決できず。。。。。

何でも軟らかくなる!“魔法の鍋”の魔法はどうやら圧力鍋を上手く使いこなしていないからでしょうか???

なぜ、圧力鍋でお肉がパサパサになるか?
ネットで色々検索してみても、これと言って納得する答えも見つからずにいましたが、
ネット検索でお肉を美味しく煮るキーワードは、「じっくりコトコト」でした。

そうそう。
圧力鍋がないときは、安いお肉も手間隙かけて、じっくりコトコト煮たものです。。。


と言うことで、、、。
スーパーで見つけた安いお肉+冷凍庫にあった塊肉を使用。
光熱費と、時間はかかりますが、、、。
どうせずっと家に篭っているので、原点に立ち返り、圧力鍋を使用しないで、じっくりコトコト3時間。

ビーフシチューを作ってみました。

そして、手間隙かけて煮込んだお肉の感想は???

なんてことでしょう~
圧力鍋を使って煮たお肉と、違っていました!!
レストランとは行きませんが、最近食べた感触と違いパサパサしていませんでした♪

これでやっと長年の疑問も解消です。

今更ですが、お肉を料理する時は、「じっくりコトコト」❤が鉄則のようです。

これからのストーブの季節は、光熱費をあまり気にせず?煮込み料理が出来るというものです。

もちろん!大根とか、ジャガイモとか、煮え難い食材を調理するときは、圧力鍋が大活躍しますよ!
手放せません(^^)。