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2014年11月15日土曜日

ピンセット

ジュエリー制作において、たくさんの工具を使用します。

金属を伸ばす為のローラー、金槌、木槌、金床、芯金。。。。
金属をくっ付ける為の、ガスバーナー、火床。。。。。
削る、磨く為のハンドモーター、先端工具。。。。
ほかにワックス~等、本当にたくさんの工具に囲まれて~。

工具が好きだから本当は嬉しい❤

で、、、。

ピンセットのお話です。

ピンセットは、小さいパーツをつかむときや、ルース(石)を見るときや、
ロー付けという金属と金属をくっ付ける時に火を使うのでそのときにもピンセット使います。

それぞれ使う場面によって、ピンセットの素材・種類が違います。(融通して使うことももちろんありますよ。)

そのピンセット。
ロー付け作業の時は、火を使うので基本はステンレス製のものを。

作っている作品の大きさで、ピンセットの長さや大きさ、太さ、先端の形も違ったりします。。。

以前、安さにつられ、何処かの国で作られたピンセットを購入してしまったことがあったのですが、、、。挟む力が異様に必要だったり。。。
これだと挟むのに余計な力を使うので手が疲れてしまいます。。。。結局使っていません。


ピンセットは使っている間に先端を溶かしてしまったり、フラックスが付いてモノが掴みにくくなったりすると、自分で削って成形します。

板前さんが包丁を研ぐように、職人さんはピンセットを削って使い勝手をよくします。
長年使って、ピンセットがだんだん短くなり、それが手になじんで使いやすかったり。。。
ピンセットはたくさんあるのに、ついつい同じものばかり使ってしまいます。

制作物とピンセットの距離感が作業効率に関わるので、以外と重要だったりもします。

そして最近、久しぶりにピンセットを新調。
いつも使っているピンセットの他に、作業効率を上げる為に必要性を感じていたので。。。

私の好みは、先端がとても細いもの。

新しいピンセットは、指に当たる部分の角が立っていて持っていると痛くなってきます。。。
だからその角を削って、手に持ちやすく、なじみやすく。。。

今はまだ新米のピンセット。
共にがんばろー!