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2017年3月31日金曜日

資料

先日、ある市の図書館で図書館業務を民間に委託したら、貸出頻度の少ない郷土資料を破棄したというニュースが流れていました。。。
その話を聞いて、ありえないと唖然としてしまった。。。

今まで培った郷土の文化は、そこで生まれた大切な事なのに。。。その記録が書かれた資料を貸出頻度が少ないからと言って破棄してしまうなんて。
「まるで廃仏毀釈だ」とある人は怒って言っていた。本当にその通りだと思います。
そこで保存しないでどうするの?国会図書館にだって無いのでは?
そんな法案が市議会でまかり通ってしまうなんて、、、。
残念に感じました。

今の時代。情報は簡単にインターネットで調べられます。
私もインターネットで調ものをよくします。便利だし全く否定しません。
でも、その情報は比較的誰でも知っている情報や、ここ最近の情報の事が多く、本当に深く調べようと思ったら、調べられない事だってたくさんあります。
そうすると、専門書を読んだり、図書館で昔の資料を探したり。取り寄せたりもします。
現代人は、何でも・どんな事でも調べられると思い込んでいるのでは?と心配してしまいます。
破棄されてしまった資料だって、今はまだその価値を見出せなかったかもしれませんが、郷土の資料を残そうと思った人はその地域に確かな価値を見出したから必要な情報を書き記してくれているのに。。。
将来はその市の文化・歴史の資料(地域の財産)になったと思うと本当に残念です。
そして今後そのようなことが起きないようにと願うばかりです。