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2013年7月22日月曜日

胡粉すり

ふーーーっと息抜き。

今日もセミの鳴き声が、暑さを際立たせます。。。

そして本日も截金画制作の下準備。の下準備。
絵を描き始めるまでの準備工程が結構あるんです。

今回は私の截金画の構成に以外と重要な胡粉の準備。

胡粉を細かくする為に乳鉢で、ひたすらゴリゴリと擂ります。
























普通胡粉は、使う度に作るのですが、私の場合は時間が経ったモノを使用するので、作り貯め。

作品を多めに作りたいので、胡粉の量もちょっと多め。。。。

でも持っている乳鉢はそんなに大きいものではないので、何回かに分けて作っています。

結構地道な工程です。。。。。。
大きい乳鉢買おうかなぁ~。


と、いつもこの作業で思い出すことが。。。。

昔(学生の頃)、岩絵の具を自分で作った事がありました。
「紫金石」というガラスを原料に。

「紫金石」と言うのは、フランスで開発された宝石(ガラスですが。。。)の材料で、不透明の紫色のガラスに、金色の細かい粉が混ぜてあって、その金がキラキラ光ります。

その原料を使えば、キラキラした美しい絵の具が出来る!!と思って!!

そして、学校の先生から先生自前の大きい乳鉢を借り、乳鉢の中で、ガラスを力いっぱい粉砕し細かくしたのでした。

かなりの時間をかけると、ある程度細かく、それらしくなってきました。
初めての岩絵の具作り。
だんだん楽しくなってきて、ひたすらゴリゴリと丹念に擂ります。

ゴリゴリ ♪ 
ゴリゴリ ♪ 
調子良く ゴリゴリ ♪


そしてあるとき突然、
音もなく、、、、。

乳鉢の底がパカッツと抜けて(汗)
割れてしまったのでした(泣)。。。。。

せっかく一生懸命作った岩絵の具がこぼれるは、、、、
借りた乳鉢を破壊するは、、、、。
目も当てられない始末。。。。

乳鉢をお借りした先生に、、、こんなになっちゃいました。。。と見せると、先生は苦笑い。。。
でも、やさしく「ええよ~」と見逃してくれたのでした。。。。

大きい乳鉢は金額が高いので先生も凹んだことでしょう。でも、学生の私にはさすがに弁償しろとは言いづらかったでしょうね。。。。

今更ですが、、、
先生!その節は本当にありがとうございました。